よくある質問

お米に関するご質問

Q. お米の「賞味期間」てあるの?

A. 

「賞味期限」とは加工食品につけられるものなので野菜などと同じ農産物扱いのお米に「賞味期限」は付いていません。そのかわり「JAS法」(農林物資の規格化及び品質表示の 適正に関する法律)により「精米年月日」を記載することが義務付けられています。
         
美味しく召し上がって頂ける賞味期間
・10月~3月  約2ヶ月
・4月~梅雨時期 約1ヶ月
・夏場7~9月  約2週間

賞味期間はあくまでも目安です。保管方法に気を付け、お早めにお召し上がり下さい。
なお、長期保管される場合は水滴等に触れないよう密閉容器に移し替え、冷蔵庫の野菜室での保管をおススメ致します。

Q. お米の上手な保存方法とは?

A.

【カビ発生予防対策】
①湿度が低く、直射日光の当たらない 冷暗所で保管する。台所の、シンク下に保管されている方が多くいらっしゃいますが、シンク下は湿度・ 温度とも高くなる為、お奨めできません。
②米袋(米びつ等に移し替えてからも同様)に水滴が入るのを防ぐ。

【虫発生予防策】
①清掃し、清潔にした米びつ等に移し替えなるべく外気との接触を避け保管する。
②米びつ等にお米を補充する際、前回のお米が少し残っていても継ぎ足していませんか? これは、絶対NGです。 お米は生鮮食品にもかかわらず、さらさらして乾いているのできれいに見え、汚れてないからといってそのまま継ぎ足ししがちですが、米糠が少量でも残ってると虫発生の原因に繋がります。米びつはお米を補充の都度、清掃して下さい。洗って、充分乾燥させるのがベストです。
③米びつに、たかの爪などの防虫剤を入れる。
④夏場は特に虫が発生しやすくなりますので、 お米の賞味期間等も合わせ特に注意が必要です。

Q. 美味しいごはんの炊き方は?

A.

【ポイント1】お米をきちんと計る。お米は炊飯器に付属の計量カップ(180ml)、業務用でしたらそれ専用のカップですりきりで計ります。キチンと計ることが、美味しいごはんを炊くための第1のポイントです。

【ポイント2】手早くリズミカルに洗う。最初に入れたお水を一番吸収してしまうので、たっぷりの水で手早く洗い、すぐにお水は流しましょう。それを3~5回で十分です。また、ゴシゴシ洗うのは禁物です。洗米しすぎますと、割れて破片となった米が釜底に沈殿し、その部分が糊化し、釜底だけが加熱され、上が硬く、底がベチャの炊きむらが発生します。当店の精米器で糠切れがよくできていますので、その必要はありません。業者様で洗米機にかけるのもお米が割れる要因に繋がりますのであまりお奨めいたしません。

【ポイント3】水切り(ザル上げ)はあえてする必要なし!「洗米後、ザルに上げ30分~1時間置く」と良いといわれますが、これは空気に触れ乾燥しひび割れ、割れ米を造り正しいとはいえません。もちろん、ザルに上げたものを冷蔵庫に入れるのは好ましくありません。ただし、寿司米を造るときは硬めに仕上がり、酢を膨潤させる余力を残す炊きあがりとなるので、有効な方法であると云われます。しかし、この場合も季節・室温・湿度がザル上げ時間を大きく左右します。例えば冬場、暖房のついた湿度の低い乾燥した室内でしたら当然、ザル上げした米はあっという間に乾燥しひび割れを起こしてしまします。状況に応じて水切りをしましょう。

【ポイント4】大切な水加減をきっちりと。ご飯の旨さを左右する水加減。お米の品種や状態、料理(食べ方・好み)にあった水加減を調節しましょう。釜(米)はもちろん水平な所に置いて調節します。炊飯器の目盛りはあくまでも目安です。お米を計った同じカップできっちりと水加減を。普通白米の場合、洗う前の20%増し、新米は10%増を標準に。軟らかめ、硬めなど好みに合わせ、水を多め、少なめにしましょう。また、地域によって水質が異なり(軟水か硬水か)炊き具合に大きく影響します。その土地の水で、お米に合った、季節毎の、水加減を見つけておくことが美味しいご飯を炊く、大切なポイントです。

【ポイント5】ふっくらご飯のためにお米に充分な吸水。浸漬(浸水)の時間は季節(水温)により時間を調整してください。
●水加減の浸漬時間の目安●夏期(水温20℃~25℃の時)30分~1時間 冬期(水温5℃~6℃の時) 1時間~2時間。夏場の浸漬の待機時間は洗米後、水に長時間漬けますと発砲状態となり美味しく炊けません。ガス点火までの待機時間の限度は、水温30℃で10時間、水温35℃で8時間程度です。また、炊き水は冷水(冷蔵庫で冷やした水が最適)をお薦めします。炊きあがった時のお米のたち方が違います。★最近はほとんどの家庭が電気炊飯器で、火加減に注意する必要はありませんが、保温機能のない電気炊飯器の場合には、スイッチが切れてから3~4分後にもう一度スイッチを入れ釜の中の温度を上げ、ご飯の余分な水分を飛ばしてやることで、一層香ばしく、ふっくらしたご飯に炊きあがります。

【ポイント6】あわてず、さわがず、じっくり蒸らす。「蒸らし」は、自動炊飯器でもご飯を美味しく炊くポイントのひとつ。蒸らし機能のない炊飯器の場合は、スイッチが切れた後、10~15分程置いてください。これは、最終的にご飯粒の水分が均一になるようにするためで、この蒸らしが不十分だとご飯全体が水っぽくなってしまいます。最後はできるだけ早く、ごはんを粒を壊さないように大きく掘り起こすようにふんわり混ぜます。余分な水分が逃げて、ふっくら美味しいご飯になります。